小豆島のお遍路

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小豆島は、四国の香川県にあり、瀬戸内海に浮かぶ人口3万人ほどの島です。
本州からも四国からも橋はかかっておらず、船でしか行くことはできません。
その小さな離島にあって、島1周150kmの中に八十八ヶ所の札所が点在しています。
小豆島霊場は、同じ四国の八十八ヶ所霊場と間違われやすく、知名度も負けておりますが、けっしてコピーして作った写し霊場ではなく、同時期に生まれた兄弟のような霊場と言われています。
そのため、各札所の成り立ちや参拝の習慣に独自性があり、小豆島のお遍路ならでは、といった要素があります。
四国と比べて、
・小豆島全体が修行場だったため、もともと行場であった洞窟や崖地にある札所が多い。
・全ての札所が真言宗であり、そのどこかに弘法大師空海上人がお奉りされているため、大師堂がない札所が多い。
・時代と共に札所の移り変わりがあり、番号通りに巡拝できない。そのため、どこからお遍路を始めてもいい。
・札所は寺院だけでなく、管理人が常駐していない堂庵や山岳霊場もあるので、納経帳の朱印は30ヶ所の寺院でまとめて行っている。
という違いがあります。
加えて、四国霊場を歩き遍路する場合は、総延長1500kmでおよそ1ヶ月かかりますが、小豆島霊場は、総延長150kmでおよそ1週間で回れます。
しかし、八十八ヶ所を結願した時の達成感や本堂で感じる荘厳な雰囲気、歩き遍路道から見る海山の美しさなど、全国どの霊場にも引けをとるものではなく、むしろ全国一、世界一素晴らしいと感じるものがあります。
初めての歩き遍路に、また四国霊場を歩き遍路された方にも自信をもってオススメできるのが、小豆島のお遍路です。
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